あの頃、君を追いかけた|あらすじキャストまとめ!ネタバレ感想も紹介!

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2011年台湾にて社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなった台湾映画「あの頃、君を追いかけた」が、時を経て日本映画としてリメイクされました。

2018年放映の日本版「あの頃、君を追いかけた」では若手の演技派俳優・山田裕貴を主人公に抜擢し、更に乃木坂46の齋藤飛鳥がヒロインを好演したことで若者達の不器用で瑞々しい青春が見事に描かれています。

オリジナルの台湾版では新人監督と共にほぼ無名のキャスト達が作り上げ、200万人を動員させた本作。

国を超えて日本にまでやってきた物語の、大人になるにつれて遠くなる「あの頃」の魅力をここで紐解いていきましょう!

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あの頃、君を追いかけた|あらすじ

水島浩介(山田裕貴)は地方都市で暮らす高校生。同級生の大野陽平(佐久本宝)ら仲の良い友人達と馬鹿なことばかりしている上に、提出物は出さない、教科書も忘れるなど不真面目な態度で教師から睨まれていました。

ある日、堪りかねた教師が浩介の席をクラス1の優等生・早瀬真愛(齋藤飛鳥)の隣に移動させて、真愛に浩介の勉強の面倒をみるよう言いました。

町医者の娘でもある真愛は少し固い性格で、浩介と彼の友人達を幼稚だと思っていました。そして浩介もまた、真愛の生真面目さが苦手だったのです。

真愛は親友の小松原詩子(松本穂香)に浩介がどんな人かを聞きます。詩子は浩介の幼馴染だからです。詩子は「芸術家と犯罪者が共存している」と良く分からない返答を返し、真愛はその意味深な言葉に戸惑うのでした。

そんなやりとりがあったものの、真愛は懸命に浩介の面倒を見てお手製の数学テストやおすすめの参考書を渡して浩介に勉強をさせようとします。しかしまるで乗り気じゃない浩介は一応テストに手を付けるものの、参考書さえ読まずに回答し、結果は酷いものでした。

しかし真愛もめげません。浩介が提出したテストの修正に加え、更に次のテストも用意します。

そしてそんな真愛の姿に、浩介の気持ちにも少しずつ変化が芽生えてくるのです。

ある日、真愛は珍しく教科書を忘れて来ました。真愛の様子がおかしいことに気付いた浩介は彼女に自分の教科書をこっそりと渡し、自分が教科書を忘れたことにするのです。

真愛が開いた教科書には「真面目ぶっていなきゃ、正直、可愛い」という落書きが。思いがけない言葉に、真愛の口元にも笑みがこぼれました。

教科書のお礼を言いに浩介の元に向かった真愛は、なぜ数学の勉強をしないのかと浩介に尋ねます。数学は受験科目ですが、浩介は数学が将来何の役に立つんだと答えます。

勉強させようとする真愛と浩介の攻防はその後も続きますが、真愛の献身的な姿にやがて浩介も少しずつ参考書を読むようになり、真面目に勉強するようになった浩介はついに実際のテストで結果を出します。

調子に乗った浩介は真愛に対し、次のテストの成績で負けた方が相手の言った髪型にしようと提案します。真愛は当然、「君の坊主頭が見れるわけだ」と余裕です。こうして浩介が負けたら坊主、真愛が負けたらポニーテールをすることになりました。

2人は競うように勉強に励み、休み時間も放課後も隣同士で勉強します。

そして勉強してる間もお互いにからかったり笑いあったりして、二人は心を通わせていきました。

(引用:https://gonin-saga.jp/archives/462)

そしてテストの結果発表。勝利したのは真愛でした。浩介は約束通り坊主頭になります。

友人の陽平達は浩介の坊主頭を見て大笑い。浩介は彼らに頭を触られまくってしまいました。

しかしそうして浩介がいつものように友人達とふざけていると、なんとポニーテール姿の真愛が現れます。浩介は驚きつつも、真愛のポニーテール姿から目が離せませんでした。

浩介は更に勉強に力を入れ始めました。こうして高校生活を送っていた浩介達ですが、ついに高校卒業の時期を迎えてしまいます。大学受験を終えた浩介達はお互いに夢を語り合います。

ところが希望通りに大学に受かった浩介と違い、真愛は第1志望の大学から落ちてしまいます。合格した第2志望は最難関レベルの大学でしたが、その為に真愛は街を出ていくことになりました。

浩介と真愛はその後しばらく会えない日々が続きましたが、久しぶりに真愛が街へ帰ってきた時に2人でデートをしました。そこで真愛は浩介に一つの疑問をぶつけます。浩介が自分のどこが好きなのか分からない、彼が好きな自分は偶像なのではないかと。

そんな真愛の疑問に浩介は「ただ、好きだ。」としか答えられません。その答えに真愛は「相変わらず、幼稚」と呆れたように言いました。浩介はもしかしてフラれてしまったのかと不安になりましたが、自分のことをどう思っているのか、その答えを聞くことは出来ませんでした。

主要キャスト

水島浩介(主人公):山田裕貴

早瀬真愛(ヒロイン):齋藤飛鳥

小松原詩子(浩介の幼馴染・真愛の親友):松本穂香

大野陽平(浩介の友達):佐久本宝

秋山寿音(浩介の友達):中田圭祐

町田健人(浩介の友達):國島直希

杉山一樹(浩介の友達):遊佐亮介

 

本家の台湾版ではかけだしの若手起用が多かったキャスト陣ですが、日本版では若手ながら実力が評価されている山田裕貴さんや佐久本宝さん、言わずと知れたトップアイドルの齋藤飛鳥さんなど、すでに実力が評価されている方が多いようです。

個人的には本職は芸人の遊佐亮介さんが100kg超えのボディながらアクロバットをこなし、演技力や歌唱力の評価も高く英語も堪能とのことで、このハイスペックを活かしたご活躍を今後も見てみたいですね!

ラストまでのネタバレ

その後、大学で格闘技を始めた浩介は、真愛に大会を観に来てくれないかと伝えます。格闘技が暴力としか思えない真愛の反応はイマイチでしたが、それでも大会には観に来てくれました。

ところが、ボロボロになった浩介を見た真愛の言葉は「人を殴って楽しい?」でした。その発言に浩介は怒り、その結果、2人は喧嘩別れをしてしまいました。

お互いに連絡も取り合わないまま2年の月日が流れたある日、日本で激しい地震が発生しました。咄嗟に真愛を心配した浩介は、2年振りに彼女に電話を掛けます。

幸いにも真愛は無事でした。そのまま二人は二年振りの会話を重ね、そして浩介はそこで、なぜ真愛が自分と付き合わなかったのか、彼女の本当の気持ちを知りました。

真愛は語ります。「本当の自分を見せて失望されるのが怖かった。浩介のこともよく分からなかった。近づきすぎるのも怖かった」と。

そして一つ何かが違えば、自分達は付き合っていたんじゃないかとも言いました。

そんな真愛に浩介もまた言葉を返します。「パラレルワールドを信じるか?そこでは俺たち、付き合ってるかもしれない」と。

その後、浩介は真愛との会話をきっかけにパラレルワールドの小説を書き始めます。やがてそれは出版社の目に留まり、小説の執筆で生計を立てるようになりました。

そんなある日、真愛から浩介に連絡が入ります。内容は、真愛の結婚報告でした。

浩介は友人達と共に結婚式に招待されました。自分よりだいぶ年上の医者と結婚することになった真愛に対し、浩介は心の中で語りかけます。

「もしそれが好きで堪らない人なら、愛され、大切にされるのを心から祝福出来る。永遠に幸せであれ」と。

そしてこれまでの二人の10年間を振り返り、浩介と真愛は笑い合うのでした。

感想とまとめ

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若者らしいきらきらした青春と、それを覆すような切ないラストに胸を締め付けられた観客は多いようです。

ストーリーが荒削りという指摘もありますが、俳優陣が見事にカバーしてるとの意見もありキャストの皆さんが熱意を持って演じてくれたのが分かります。

切なくて、ある種のリアリティがあるラストだからこそ浩介の言う「パラレルワールド」という言葉が際立ち、物語の美しい結末を見たにも関わらずパラレルワールドでの幸せな二人も見てみたい…映画を観た後には、そんな不思議な感情が芽生えてきます。

厳しい意見もありますが、間違いなく青春映画として見て損は無い作品です!



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