ヒミズ(映画)のネタバレ感想!あらすじ口コミ評価も紹介

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今回は映画「ヒミズ」のネタバレやあらすじを紹介します!

「ヒミズ」は、古谷実原作漫画を園子温監督によって映画化されました。国内外で高い評価を得ています。

主演を務めた染谷将太と二階堂ふみはが、ヴェネチア映画祭で新人賞を授賞するなど、大きな話題を作りました。

 

ヒミズは、小さなモグラです。小さくて目立たず、中々見付からない。

主人公の住田祐一は、ヒミズみたいになりたいと願う中学生です。

東日本大震災後、「普通に暮らすこと」が夢の中学生住田祐一。母親は蒸発し、父親には虐待を受ける現実に絶望していきます。

そして祐一を一途に思い続ける茶沢景子、二人はこの過酷な人生をどう生きていくのでしょうか?

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「ヒミズ」キャストとあらすじ

住田祐一 染谷将太

住田祐一は、貸しボート屋で暮らしている中学生。「普通に生きる」事を夢見て、ヒミズのようになりたいと願っている。

茶沢景子 二階堂ふみ

祐一のクラスメイト。夢は「心から愛する人と守り守られて楽しく過ごすこと。」

両親から「要らない」と言われて生きている。

「ヒミズ」では、主演の染谷将太と共にヴェネチア映画祭で最優秀新人賞を授賞し、実力派若手女優として大きく成長を遂げました。

『恋の罪』などの鬼才園子温が監督を務め、古谷実原作の人気漫画を映画化した衝撃作。ごく平凡な15歳の少年と少女の運命が、ある事件をきっかけに激変する過程を園監督ならではの手法で描き出す。主人公に『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の染谷将太、ヒロインに『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』の二階堂ふみら若手実力派を起用。自身も原作のファンだという園監督が創造する新たなる人間の心の闇から目が離せない。

どこにでもいる中学3年生の祐一(染谷将太)の夢は、成長してごく当たり前のまっとうな大人になること。一方、同い年の景子(二階堂ふみ)の夢は、自分が愛する人と支え合いながら人生を歩んでいくことだった。しかしある日、2人の人生を狂わせる大事件が起き……。

シネマトゥデイ引用

 

「ヒミズ」のネタバレ

中学生の祐一は、母親が経営している貸しボート屋で暮らしていた。父親はギャンブルに耽っており、たまに帰ってきては金をせびっていく。祐一はとにかく「普通に生きること」を望み、目立たずヒミズのように生きようと考えていた。

そんな祐一に一途な思いを隠せず、猛アタする茶沢景子。祐一が発した言葉を暗記し、部屋中に貼り付けていた。

東日本大震災後、貸しボート屋の近くには、被災者達がホームレスとなり住み着いていた。偏見を持たずに接する祐一に、ホームレス達は親近感を覚え慕っていた。

ある日、父親がふらっと現れいつものように金を無心する。祐一の父親は事あるごとに、祐一が溺れた時の事を口にし、「あの時死ねば良かった。」と言う。

そんな父親を追い出した数日後、借金取りの金子が現れ600万円を返済するよう迫ってきた。

そして、母親は僅かなお金を残し祐一の前から姿を消してしまった。

また懲りずにやって来た父親は、祐一を殴りながら金を無心する。耐えられなくなった祐一は、衝動的に殺してしまい死体を埋める。

その日から、「普通に生きる」という夢はなくなり、「悪いやつを殺して死ぬ」に変化する。

学校に来なくなった祐一を心配した景子は頻繁に訪れてはボート屋の仕事を手伝っていた。

祐一を慕っているホームレスの夜野は、祐一の抱える借金返済のため犯罪に手を染める。その時、計画を一緒に遂行していたテル彦が誤ってヤクの売人を殺してしまう。

夜野はテル彦を殺して、600万円の借金は無くなった。

その頃祐一は、紙袋に包丁を忍ばせ夜の街を徘徊していた。そして借金取りの金子に出会ってしまい、銃を預けられてしまう。

そして、祐一は茶沢に父親を殺したこと告白した。夜の街を徘徊して帰ってくると、簡素なボート屋はホームレスや茶沢によって、電飾で飾られ色も塗り替えられていた。

その夜、祐一の家に泊まった茶沢は自首を勧める。自主することを決めた祐一は、銃を持ち出し湖に向けて発泡する。

銃声で目を覚ました茶沢は、祐一がいないことに気付くが、探す宛に見当がつかずうろたえる。

祐一が戻ってきて、茶沢は一緒に警察に行こうと再度説得する。川縁を走りながら茶沢は叫ぶ。「住田頑張れ、死ぬな。夢を持て。この世で一つの花よ。」

そして住田と茶沢は早朝の川縁を警察に向かって走っていく。

「ヒミズ」の感想

不遇の家庭環境や、社会の底辺で生きることを余儀なくされた若者達の底知れぬ絶望感。

思わず目をそむけたくなるほどの厳しい現実。

「普通に生きる」、ただそれだけの小さな希望すら叶わない。

息切れしてしまいそうな人生に、救いは見つけられない。

かすかに見出だされる愛や情が、絶望感に浸ってばかりではいけないと、導いてくれるのだろうか?

「ヒミズ」の口コミ

過酷な現実に絶望しそうな二人に、自分を重ね合わせて共感する人がたくさんいましたね。

園子温監督の、独特の世界観に感嘆の声も多数ありました‼

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まとめ

園子温監督らしい過激な映像で表現されていたと、高い評価を得ています。

主人公とヒロインの家庭環境の問題と、東日本大震災を絡ませてまさにリアリティーを表現できているといえるでしょう。

染谷将太さんと、二階堂ふみさんの演技にたくさんの人が魅了されたようです!



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